感情がわかりにくいけど、これが映画ではなく、女優さんの演技ではなく、本当に現実の一人の女性だとしたら？
これぐらいわかりにくい表情、反応、言葉で日々暮らしているものなのかも知れません。
すごく不器用で。
「えー、ちゃんと話し合えばいいのに」
「そこで相談したらいいのに」
でも、じゃあ、、実際、私たちは毎日の生活の中で、そんなに「うまく」日々を過ごせているだろうか？
やっぱり、この主人公と同じように、本当は大丈夫じゃなくても「私は大丈夫」と自分に呪文をかけて、できるだけ人に知られず、このつらさからいつかは乗り越えられる、、なんとかなる、、大丈夫、、
そう言い聞かせて、耐えていこうとしていないだろうか？
やけにリアルさを感じてしまいました。
終わり方も疑問が残ったけど、歯車が狂いかけたり、戻ったりしながらも、人生って続いていくもの、、そんなことを表すために、こんな変な終わらせかたにしたのかな？と思いました。
つらい人生でも、続く。
残酷だけど、、生きてたら、転機を迎えられるかもしれない。
今、終わりのないつらい道にいる人にも、幸せを感じる日々がくることを信じたい。
映画としては賛否が分かれるとは思いますが、理解できる内容だと思いました。
