Naoya

だれもが愛しいチャンピオンのNaoyaのレビュー・感想・評価

2.9
プロバスケチームのコーチを務める男は、ヘッドコーチとトラブルになりクビになってしまい、飲酒運転で交通事故をも起こしてしまう。男は社会奉仕として、知的障害者の施設でバスケのコーチを命じられる。ヒューマンドラマ作。プロの世界で働けず、障害者にバスケを教えることに苦言を呈していた男が、彼らと関わっていくことにより変化を示していく様はドラマ性が高い物語になっています。障害を持ちながらも、一人一人、個の人として生きており、話し、行動している様は光り輝いており、健常者と比べる事の間違いを示す素敵なお話になっていて、素敵な人たちなのをヒシヒシと感じさせる上手い作りになってます。素敵な笑顔があり、姿がある。映画的ではあり、本作で知的障害者の全てを表しているわけではないが、人と人の素晴らしさが良く出てます。彼らがバスケに奮闘する様、呼応するように変わっていくコーチの姿は良いスポ根具合で楽しめます。結末の終え方も素晴らしく、彼らだからこその素敵な演出でもあり、奥深いものがある。
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