しろみさかな

ミッドウェイのしろみさかなのレビュー・感想・評価

ミッドウェイ(2019年製作の映画)
3.3
ドキュメンタリーは、撮っている時点でドキュメンタリーで無くなっているといいます。戦争映画は、あくまでエンターテイメントなのです。それを念頭に置いて見るしか無いですね。疑問に思うところも多々ありましたし、視点がやっぱりアメリカ側なので致し方ない。ですが比較的日本側にもフォーカスされているのが、現代的な戦争映画だなと思いました。
とにかく映像が凄すぎて…。こんなに空中戦を描いた戦争映画を見たことが無いです。息を呑む凄さ、もはやゲームの世界のようで。ややリアリティが薄くなってしまったように感じました。というか、今日ロシアでの戦争が行われているからこそ、戦争映画へのリアリティって薄く感じるのかもしれません。
後半の若い兵士が乗りたく無いよ〜!って言うシーンは、ややチープに感じました。はいはい、よくあるシーンねって。なんかもう少し魅せ方無かったのかなぁ。そのほかの人間劇がイマイチだったのも惜しい点です。あとアメリカの戦時中の家庭って、本当にあんなにリッチなんでしょうか。お化粧してお紅茶を入れて、みんなで集まって…。なんだかもう既に勝者の風格がありました。大国なので当たり前に物資は豊かだったのでしょうか…。そういうシーンがあったからこそ、ラストの夫婦再会のシーンは全然泣けませんでした…。
ゲーム好きの方、戦艦がお好きな方、零戦が好きな方は是非どうぞ。
余談、トヨエツってやっぱり髪型と髭補正ありますよね。お饅頭みたいでびっくりしました…。
しろみさかな

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