甲子園の魔王

プリズン13の甲子園の魔王のネタバレレビュー・内容・結末

プリズン13(2019年製作の映画)
1.3

このレビューはネタバレを含みます

「Vtuberが主催する監獄実験モノ」というテーマに惹かれて(というよりコレ絶対B級映画だろという期待から)視聴。

○よかった点
・配役
・女性看守の衣装
・GUMI役の矢野優花が可愛かったしちゃんとウザかった

●わるかった点
・人物や展開のそれぞれにこういうものだという設定はあっても何のドラマも生まれないので「これ意味あった?」と疑問に感じるものが多い。
・話のテンポが悪い。沈黙か発狂しているかの展開が多く、緊張感よりも退屈さを感じる。
・監獄実験モノはパワーバランスが崩壊していく様も期待するポイントだと思うがその描き方に説得力がない。筋肉バカが萎縮するのも、ゲーテが弱気になるのも急。囚人から看守に昇格した人物も、どうせなら他の看守以上の暴君に変貌すればいいのに中途半端なサドムーブ。それならこの展開自体いらんだろ。
・出番は多くないがちょくちょく出て来きてはボクシング好きをアピールしてくる板野友美。
・最初に棄権した奴がマジで最初に棄権しただけ。
・展開上なんの役割もないならカミヤマのレズ告白シーンいらんだろ。
・「黒幕と思われたHが死んだ!ソフィアの正体は誰だったのか、考察してくれ!」みたいな意図は感じるが、どうでもいい。主人公ソフィア説を匂わせて終わるがそれだと茶番すぎるから誰か他に設定しておいた方がよかったんじゃないか。
・Vtuberという設定に、SAW以降のデスゲーム映画によくいるマスコット以上の役割がなく目新しさを感じない。

縦書きのエンドロールは見もの。気に入らないオチの直後に流れるので「奇をてらった事すんな!」という気持ちになる。
甲子園の魔王

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