とにかく森山未來、アヴちゃん、津田健次郎の演技がすごい。
室町の物語をロックミュージカルとする発想、魅せ方、構成、表現、全て素晴らしかった。きっとこの時代の人たちにはこれくらいの衝撃だっただろう、こんなふうに見えただろうと、自分とこの時代の人たちとを重ねて考えられる楽しさがあった。
また、ステージの仕掛けも丁寧に見せることで、その時代でできる(またはできそうな)技術でなんとか新しいステージを作ろうとする、一座全体の努力や工夫が感じられる。それがとても人間らしくて、時代も常識もかけ離れた主人公たちを身近に感じられる要因になっていた。
友魚が歌い踊るシーンはもう少し短い方が見やすいと思った。
