Mara

犬王のMaraのレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.5
実在したのかわからない人物で新しいものを築く人の物語は魅了するものがある。音楽の事は分からないが、映像と音楽の美の共存を感じた。盲目、容姿の奇形に囚われず才で周りを取り込む力、今も昔も変わらないのだろう。突如現れる父の亡霊、どこか愛着が湧くような存在、名を変えるともう会えないかもしれない恐怖よりも新しいものを生み出す自信が上回る精神は、自己啓発させてくれるような世界観。犬王と友有の最期は違ったが、最後には友魚を名乗ったところでは鳥肌が止まらなかった。犬王が友魚を探し出すクライマックスも込み上げてくるものがある。1度ではなく何度も見たくなる作品
Mara

Mara