すごく良かった…。
父親としての在り方ってすごく難しいけれども、彼の選択は結果として正解だったと思う。
大事にしすぎるが故に時には空回りしながらも、根本には常に愛がある。
この成功への道は両親の導き方が上手だったんだろうなとまじまじと感じた。
映画がどこまでリアルかという問題はあるけど、子供を燃え尽きさせないようにすごく上手に接しているし、何か一つだけが秀でればいいという考えではなく、あらゆる面において長けることの大事さを説く姿が印象的だった。
人間は神じゃないから、完璧ではいられないけど、謙虚さや他人へのリスペクトというものを大事にする心はすごく大事。
とはいえ、才能がないところをいくら伸ばそうとしてもそれは間違った努力であることが大半で、この姉妹が伸ばすべきものを両親が見極められたところが全ての始まりだと思う。
製作者や関係者の思いが詰まっているなとしっかり伝わってくる作品で、飽きる瞬間がなかった。
とても好きな作品になりました。
テニスしたい。