まだ人種差別の残るアメリカで、劣悪な環境で育った父リチャードが娘のビーナスとセリーナをプロテニスプレイヤーに導くまでの実話。
例えば「信じられない才能」という言葉は褒め言葉として捉える人が多いと思うが、リチャードは「(黒人だから劣悪な環境で育ったばすなのに)信じられない才能」と捉えた。このように何気ない発言が人種差別になってしまう。日本は嬉しくも差別の少ない国だからなかなか人種差別について考える機会が少ないのかもしれないけど、改めて考えなければならない。
後半は、ビーナスにフォーカスが当たるがぜひセリーナの素晴らしい功績も描いて欲しかった。賛否両論あるだろうけど、熱心な父親とそれに応える娘の関係性は心を動かされるものがあった。
最後の試合は本当に感動した!
そして、ボールの音が心地よい。