Sara

生きるのSaraのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
5.0
いやー、心にじわじわ食い込んでくるような映画だった。
この映画、昨年イギリスでリメイクされたそうな。

印象的なシーンは、
本当の意味で生き始めた主人公が、若くて将来のある部下の女の子の生命力を吸い取ろうとするかのように、一緒に居ようとする描写。非常に怖くて印象的。
あと、功績横取りのお偉いさん、途中で手のひらを返すそうだそうだ!勢、父の言葉に耳を傾けなかった息子夫婦、皆、身近にいるタイプの不快メンバーが揃った葬式シーンもなかなかカオスで印象的。
非常に日本的なエンディングも、この映画のメッセージ性を強めてる気がする。

でも、きっかけは何であれ、そして周りがどういう人達であっても、死ぬまでに主人公が「生きる」事を見つけられて、よかった。
鑑賞後は、自分はちゃんと生きてるか?と、自問自答必至。
Sara

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