劇伴ではない作中の音の豊かさが面白かった。画面はサイレント映画やドイツ表現主義(とりわけメフィストフェレス的作家との一夜)にすら感じることがある。
車中で商売女が歌う英語の歌と、男二人は陰鬱な表情…
本作は、死を前にした感動作というより、制度の中で死んだように生きていた人間が、最後に一つの仕事で生を取り戻す映画だった。
渡辺勘治は悪人ではない。三十年間、市役所で無欠勤で働いてきた。ただ、市民の…
ハーピーバースデーの歌が流れながら階段を降りるシーンは皮肉だけど渡辺さんの人間としての誕生でもあるように見えて印象的だった
みんなあんだけ生まれ変わるって涙しても結局変わらなかった、でも渡辺さんは…
筋をいえば、自分の死が迫っていることに気付いたことを機に無意味に仕事で時間をつぶしていることに気付いた官僚である主人公が、無断欠勤して放蕩に溺れたり、若い女性と暇をつぶしたりするが、結局は社会的意義…
>>続きを読む死んだように働いていた男が、自らの死を知ることで初めて生きようとし、生まれ変わる物語。
無駄な要素がほとんどなく、序盤で描かれた役所のたらい回しや市民の訴え、主人公の空虚な日常が終盤の公園建設へと…
20歳代の時に鑑賞した際には感銘を受けました、今の年齢で観ると、また違う気持ちですね。
『生きる』鑑賞前にイギリスの『生きる LIVING』を鑑賞しました。
この作品は黒澤明監督の『生きる』の詳細な…