がっさ

ソウルフル・ワールドのがっさのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0
配信で見ました。本当は映画館で見たかったのになぁ!!!
ここ最近で一番楽しみだった作品。インサイドヘッドの監督がインサイドヘッドみたいなことしてるなぁとは思いましたけど。

生きる、死ぬ、魂。それに主体と客体。いくらでも説教臭くなりそうなテーマをうまいことまとめている良作。
今回は音楽も良かったですけど、何よりも色使いや絵そのものがすーごい良かったですね。特に素晴らしいなあって思ったのは魂(ソウル)のところ。カラフルとモノクロ、3次元と2次元の使い方などが本当に見事。ピクサーって抽象的なものを抽象的なままアニメーションにするのが上手だなあ、と改めて思いました。あとはサックス!あれホントに絵ですか?あまりに上手すぎて実写かと思いました。ピアノの弾くところも素敵でしたね。当たり前の話ですけどcの鍵盤を叩くとcの音が出るのめちゃめちゃ凄いなって。
ストーリーはあんまり驚きとかは無かったかな。これがこうなったらこうなるのかなっていう100分。ご要望にお応えしてくれたのでマイナスポイントではないんですけど。ただ納得感があるというか解釈違いでは無かったので良かったです。最後の方のジェリーとの会話のシーンなんかはまさに俺の言いたいことを代弁してくれた!って感じ。

劇場で見たらもっと良かったんだなとホントに思いました。こんな思いはもうしたくないです。早くコロナ落ち着いておくれ…。
がっさ

がっさ