ソウルフル・ワールドの蟻のレビュー・感想・評価

食べかけのピザ、母がスーツの仕立てに使った糸巻き、地下鉄の切符、お子様用キャンディ、落ちてきた木の実、、、。これらをピアノの譜面台に一つずつ丁寧に並べるシーン、日常の中の幸福のかけら達を集めた宝物みたいで愛おしい。

もう自分は海にいるのに気づかない。これを水と捉える若い魚と、海だと教える年寄りの魚。

夢が叶ったはずなのに、想像と違うってこと、わかるなあ。そのときは海と水の話を思い出そう。