やるせなさと悔しさに涙が出た。家族や仲間の優しさに涙が出た。ふたりは英雄になりたかったわけじゃない。ただ平和に毎日を過ごしたかっただけ。
ふたりを英雄として称える人。関わりたくない人。自分のために切り捨てる人。みんなが同じ思想じゃなくて それぞれの考えがあって それがすごいリアルなんだろうなって感じた。
ゆったりとゆるやかに過ぎていく逃避行の中で ふたりの過去とか想いがあらわれて 徐々にお互いを理解していく過程がよかった。そしてとにかく音楽がすばらしい。
緊迫感のある逃避行というより 人生最後の旅ていう印象だった。