Jeffrey

クイーン&スリムのJeffreyのレビュー・感想・評価

クイーン&スリム(2019年製作の映画)
3.0
「クイーン&スリム」

本作はメリーナ・マツーカスが2019年に初監督した作品で、この度Netflixで配信されていたため初鑑賞した。主演はダニエル・カルーヤとジョディ・ターナー=スミスが務め、好意的に評価されているが日本では劇場公開されずビデオするのようである。オープニングのレストランで食事しながらカップルのアフリカ系アメリカ人の男女が話して、その後日本車のホンダに乗り、ウィンカーを出さなかったと言うことで、雪が降る凍てつく夜の寒さの中、白人警官に車で止められ、嫌がらせされ、拳銃で白人警官を黒人の男性が撃ってしまったと言う流れは、アメリカ合衆国のありきたりな事情であり、新しいものは何一つなく、胸くそ悪い出だしである。現代社会が抱える問題と逃亡劇が好きな人にはマッチする映画だろう。良くも悪くもなく平凡な感じ。ガソリンスタンドで白人スタッフに拳銃手渡したり、車でぶつけた黒人男性を病院に連れて行ったり、逃亡しているにもかかわらず、絶対にやらないだろうと言うことをやっているのが不可思議である。アメリカンニューシネマをアフリカ系で作った感じ。監督がビヨンセなどのプロモーションビデオなどを手がけているため、途中途中R&Bの音楽が流れて、ミュージックビデオっぽさも感じる。
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