主人公は黒人の男女。
出会い系アプリで知り合って、デートの一回目。あまりうまくいかなかった帰り道、白人の警官に車をとめられ、しつこく調べられる。
ここまで見ると、昨今のBLMを想起させられていやな気分になる。これが狙いなのでしょう。
女性は弁護士なので、警官の行動に抗議するが、警官は彼女へ発砲。男性は警官の拳銃で警官を射殺してしまう。
彼らは本当にドラッグや飲酒や武器を所持だとかのヤバイことしたわけじゃなくて、ウィンカーを忘れたとかの交通違反。
でも事の経緯を説明したところで「黒人」はそもそものスタートラインには立てないんですよね。それを女性は分かっているから「自首」ではなく「逃亡」を男性に提案する。
そんなわけで逃亡生活が始まるのですが、わりとゆっくりじっくり、めちゃくちゃド派手なアクションで盛り上げる映画ではない。
この映画の面白さ…というか、興味深い点って、黒人の男女ということ(しかもカップルじゃなくて初めてのデートは気まずい雰囲気)
そして、道中行く先々でも、白人カップルだったら、こういう話や展開にならないだろうなぁ、ということ。
始めは当然反発しながらも、次第に二人は親密さを増していく。印象的な台詞がいくつかあって、その中で「あらちょっとクサいわね笑」と思った台詞が最後に回収されてハッとする。
キャストや監督が知らない人だとスルーしがちの映画の中には、まれにこういった映画があるのでリサーチ(ネトフリ徘徊)はかかせませんね(笑)
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