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ベル・エポックでもう一度のruiのレビュー・感想・評価

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)
3.9
輝きを放ったあの瞬間、それが恋に落ちる時や運命の人と出会った瞬間。そういう瞬間人は理性を手放しているんじゃないかなと思うし、人を愛し関係を継続していく時には理性を思いっきり働かせるんだと思う。

70年代、ヒッピーなファッションで幻想感が増してる。
浅はかだなと思う瞬間が多々あるけどそんなクズさが一番人間らしくて。登場人物全員そう。理性で欲望を抑えるのは人間らしくないのかも。みんな欲望に忠実に生きるから出会う人がいて、自分に愛想を尽かして現実がつまらなく感じて。また新たな欲を抱く。
その行き着く先が夫婦である場合、幻滅でも仲直りでも多分満たされる事はないと思う。

あーもうクズでいいや。
オシャレで幻想的で希望を見出せて、欲に従い楽しく生きられれば何でもいい。

皮肉に感じたけど、そんな風に思っちゃった。
自分は何かを手に入れる時、大抵理性を無視する時だもん。


電話して
いつ?
なるべく早く、人生は短いわ。

忘れるってありがたいことね。
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