期待してたより全然良かった。
記録映像を素材にドキュメンタリーにもフィクションにも全振りしなかったことが良かったと思う。
若者同士のどうしようもない恋愛と切り捨ててしまえばそれだけだけど、（おそらく）まだ監督本人の中で結論づけられない、けれどもいま自分自身に間違いなく息づいている感情から逃げずに映画作品として仕上げたことは素晴らしいと思う。
それにしても、やっぱり男女の恋愛関係でどうしても女性だけが陥ってしまう不幸ってあるような気がする。
いち観客の、いち外野の人間の願いですが、彼女が然るべき機関と繋がってすこしでも健やかに生き続けてほしい。そして、また撮りたいと思ったら彼女も映画を撮ってほしいです。
