おぴーる

ホドロフスキーのサイコマジックのおぴーるのレビュー・感想・評価

4.0
見たかった。
最近ゲオの宅配サービスで見たかったけど配信にないのをまとめ借りしてる。

ホドロフスキーの映画は割と見ていて、かなり意味深だけど好きだ〜と思っていた。タロット関係あるっぽいけど、私タロット全然わからんしなーとか思ってた。
このサイコマジックは見る前はなんか怖そう、怖いんだろうなーと思っていたけど、全然怖いとこなかった。(昔の映画が結構怖いからそれに比べたら全然ない)
ほんとにセラピーですわ
色んな問題抱えた人が出てきて、その人の問題を追体験してクリアにする行動(演劇的)をする。これを見ていくと今までのホドロフスキーの作品が自身へのサイコマジックだったモロに、、というのがわかってくる。
なんか、なんて優しい人なんだろう、なんて人に、自分に向き合ってるんだろうと畏敬の念がおこる。
やっぱりチリ出身なとこにこのルーツがありそうだなとも感じる。私のなかで南米ってそういうイメージがある。
日本だったらコレ理解できずに受けたけど後で訴えてくる人とかもいそうだなとも思った。

あと以前「プリズンサークル」っていうドキュメンタリー映画で、受刑者たちが他の受刑者の事件被害者とかの役をして皆でロールプレイングしていくと内省できる様になって再販率下がるみたいなの見たけど、ロールプレイングとか再演するってかなり効果があるのかも

人間はイメージの世界で現実を変えることができるし、視覚芸術はそれを引き起こす強力な装置である。
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