ホドロフスキーのサイコマジックの作品情報・感想・評価・動画配信

「ホドロフスキーのサイコマジック」に投稿された感想・評価

majizi

majiziの感想・評価

3.5
どこまでも自由で自己を貫く信条に生きるホドロフスキーおじいちゃん、最高にパワフル。

このドキュメンタリー?はたまたやらせ?
いやいや、ホドロフスキーの作品です。

生きる芸術家は過去の作品から何ひとつ揺らいでいない。断片的なおさらいを見せられて気がつく。彼が映画でやってることはセラピーと同じで、鑑賞者はずっと癒やされていたのか…なんてことを考えました。

カウンセリングは会話して消化されるものと、頭の中でモヤモヤ考えて終わるだけのものがあるっていうのがよく分かる。
現代の精神科は、結局お薬出しておきますねに行き着くんだもん。

五感を感じて、感情を剥き出しにして全てを(不必要に)曝け出すことで大きなショック療法のサイコマジックが効果あるかどうかなんてわからない。

でもホドロフスキーは癒しを信じている。
信じるものは救われる、じゃないけれど90歳を過ぎても人生に悩むのが人間なんだから愛をもって救おうとする姿勢は彼の映画、生き方そのものなんじゃないだろうか。

万人ウケはしないだろうけど、熱狂的なファンがいるんだから魔法使いに違いない。
ari

ariの感想・評価

4.5
みんなの話を聞きたい。みんな認められたいし自分にパワーがある実感を得たいし幸せになりたいだけだ。あぁみんな抱きしめたい、77億人。でもそれはできないから代わりに自分の生み出すアートで人を抱きしめられるようになりたい。

92
妙に納得出来る対処法で人々は恐怖と向き合っていく。特に印象に残っているエピソードは結婚式の前日に婚約者を自殺で亡くした女性の治療だ。彼女はスカイダイバーだった夫を飛び降り自殺で亡くしており、飛び降りる直前にはいつもと変わらず「愛している」と告げられたそうだ。理解が及ばない夫の行動に悩み続けていたが、サイコマジックで夫の死を肯定することが出来た。どういう心境の変化があったのかはわからないが、苦しんではいないことは伺える。

これまでの作品を見て、ホドロフスキーが圧倒的に豊富な人生経験を持っていることはわかっている。これだけの経験を積んでいれば、どんな悩みでも解決出来るんだろうと思ってしまう。それこそがホドロフスキーの布教戦略なのか?だとすれば彼が長生きすればするほど、人々は解放されていくのでは?よし、深く考えるのはやめて、ホドロフスキーが300歳まで生きることを願おう。そして生き詰ったら解放してもらおう。
『エル・トポ』のアレハンドロ・ホドロフスキーが提唱する『サイコマジック』とはどんなセラピーなのか、実際に施術する様子や、彼が手がけた映画の断片を交えながらその思想と合わせて紹介する生々しいドキュメンタリー。

人間の内にある本能を、法律や理性によって制御する事で社会は機能し成り立っているわけだが、すべての本能を制御できるはずもなく、その抑えきれないところに不幸が生じる。

ホドロフスキーは、そんな制御しきれない本能と理性の狭間で葛藤し、愛の欠落や孤独に苛まれた人々の痛みを引き出し、独自のやり方で本能に寄り添い、癒すことに全力を注いでいる。そこで行われる"マッサージ"は、各人に合わせてその都度ホドロフスキーが編み出すオリジナルなもので、彼の諸作品と同様に一般常識から逸脱したキワドさに溢れている。

しかし単に奇を衒っているのではなく、タブーの中にこそ人間の本質が隠されており、そこに踏み込むことが魂解放への唯一の方法と捉えるホドロフスキーの思想に基づいたアクションなのだろう。

ここで紹介されるのは成功例なので、施術後はみな晴れ晴れとしているが、身体接触の度合いや衛生的モラル的に問題ありそうな方法論に拒否反応を示す人もいるんじゃないだろうか(中にはただのストレス発散のようなものもあったりする)。また、原因となる事象そのものにはノータッチのため、有効に作用する事例は限られている気がする。

このサイコマジックは、セラピーであると同時にホドロフスキーを教祖とした宗教と見ることもできる。多くの宗教がそうであるように、本人らは至って真剣だし救われた人々がいるのは紛れもない事実なので存在を否定することはできないが、胡散臭さや受け入れ難さを強く感じたというのが正直なところだ。

自分も悩み多いお年頃ゆえ日々悶々と過ごしているが、墓穴に埋められハゲタカに群がられたり牛乳をぶっかけられたり、身ぐるみ引っぱがされたフルチン状態で縦四方固めをキメられたりするためにホドロフ爺さんの元へ駆け込まざるを得なかったあの人達に比べれば、全然大したことないんだな、余裕だなと平和な毎日に感謝してしまいました。おわり。
いろんな人に寄り添いその人の道を照らすホドロスキーのこのマジック、多くの人々を救って来たのでしょう。

ですが、この映像は信じられないけれども真実なんでしょうね。これもまたマジックなんですか。

まだ見たことのないホドロスキーの作品見ないといけないですね。
評価不能。
言っちゃえば、怪しい民間療法だしね💦
ホドロフスキーは、自分へのセラピーで映画を作ってると思ってたけど、外に向けられた物だったのね
2022-222
masa

masaの感想・評価

3.5
ホドロフスキーが考案したアートを基にした心理療法「サイコマジック」を10組に実践
過去作や実験的な映像を用いながら
kuchan

kuchanの感想・評価

-
カボチャを家族に見立ててぐっちゃぐちゃに潰してオーストラリアまで送りつける時の顔がハツラツとしてらっしゃったあの男性は一皮剥けた様子。良かったね。

88歳老女の嘆きは未来の自分っぽくて他人ごとじゃない。
木に水やりして自然と繋がるとかそんなんじゃあ解消されません、木よりも根が深い。

全身ゴールドに塗りたくられて街を闊歩するおじさんも、月経きたら自分の血で自画像描いて銀色の額縁入れて見えるとこに飾ろうね⭐︎もパンチ強いけど人間の悩みって対ヒトのものが多くって解決できるのは言葉よりもどうやら触れ合いのようです。

ただやってることはなんだか怪しい宗教団体ちっくなのもあって、ワークショップ感覚ならいいかもだけど救いを求めてサイコマジック(ホドロフスキー流セラピー)のお世話になるのは個人的にはちょびっと怖い。
シラフじゃないシーンも多々ありますよね?
サイコマジックに頼らずともおいしいもの食べてあったかいお湯浸かって早めに寝ちゃえば自力で膿を出して回復できる人間でありたいと思いました。

2回は観る必要ないなということで備忘録。
てりり

てりりの感想・評価

5.0
僕は本気でホドロフスキーを信仰してしまいそうな弱い人間で、この映画でのアートによる癒しは自分も受けたいと本気で思ってしまう。
dra

draの感想・評価

-
2人目くらいで「この人たち、本気だ」となる。
さまざまな相談にどうアプローチするのか、またその手順がやりたいことは分かる、と言った具合で意外と面白い。
ただ、現実的な側面を全く無視しているので(当然だけど)、ホドロフスキーはやはり怖い。という感想。
良いところは現実を突き抜けて前向きなところ。
「喜びを 喜びを 喜びを」
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