大きなことが起きるわけじゃないけれど、くすっと笑えた。キャラクターもそれぞれ可愛い。お洒落な街並みにも心躍った。
ラウルの境遇設定に最初は笑ってしまったけれど、徐々にそりゃ今更言えないよねって無性に共感した。
あとは衣装が子役時代から一緒だったので少し不思議な感覚だったけど分かりやすかった。
それに人間は成長して身体は大人になるけれど、心の根っこの部分というかそういうものは（傷も含めて）子供の頃から変わらないところもあるというのが表現されているような気もした。
大人になっても完璧じゃなくていい。
自分だけ不器用なことがあったっていい。
絵本のような優しさがある作品だった。
きっと他人から見えない（見えないようにしている）だけで、自分の弱さなんて皆抱えているはず。
フランス映画はコメディであっても品が損なわれないところが好き。
ただフランス語が分からず完全に字幕追いな私です🇫🇷
（これを秘密にしなくていいのは自分が少数派ではないだろうと認識しているからなのかも。なんだか逆に自分が滑稽…笑）
