誰もが見るべき作品だと思う。
「恋愛映画」というノリで見ると、期待外れになるかもしれないのであらすじは見た方がいい。
劇中でも語られた「責任の所在」。責任の押し付け合いの結果、宙に浮いたままのそれはどこへ向かうのか...。納得できない。また、「大人と子供」という分類は便宜的でありとても曖昧。作中の状況ではとても虚しい言葉。
どこにでもある社会問題に考えさせられる。印象的なセリフやシーン、エンディング曲もいい。鑑賞後は良い意味で(?)モヤモヤ。しかしそんなモヤモヤに囲まれた2人はとても澄んでいて美しい。