インドは本当に難しい問題がたくさんありますね。
広くて人口も多い上、因習が邪魔をしている部分も大きいし、かといってその因習によってある程度のディシプリンが生まれている面もあり。
そんなインドで国のために奮闘する人々…
胸が熱くなって、冒頭からずっと泣いてた。
数学の天才でケンブリッジから入学許可証をもらったのに、少しの渡航費が足りなくて、イギリスへ行けなかったアーナンド先生。
そんな先生が教育に目覚め、貧しい子供に勉強を教える塾を始めるというストーリー。
実話!!!
教師は学士号、修士号、博士号があればいいってものじゃない。
もちろん知識があることは大前提だが、教師としての資質を持ってるか?いうことが大きい。
本当の教師になるには資質が必要不可欠。資格取ればなれるけど、人は何年もかけて本当の教師になっていく。
いい教師ってなんだろう、とすごく考えさせられた。
いい人で人を導けるだけじゃダメで、結果もやはり必要。
すごくすごく難しい仕事。
そもそも、人はなぜ大学へ行くのか?
なぜこんなにまでして進学をしようとするのか?
当然、今の生活から抜け出すため、お金を得るため、レベルアップするため。
だけど、突き詰めて考えたら、本当の目的は、学んで選択肢を増やし、好きな人生を歩むこと。
極端に言えば、好きな人生で幸せであれば、仕事はなんでも構わないし、お金なんてなくても構わない。
そういう意味で、アーナンド先生は勉強だけじゃなく人生の真理を教えてると思う。
けして、搾取されないために大学へ行って勉強しなさいということを教えてるんじゃない。
人の可能性を広げる。そして幸せを掴む。幸せを維持してその幸せを他人にもあげる。
そのために人は勉強するんだ。