スーパー30 アーナンド先生の教室の作品情報・感想・評価

「スーパー30 アーナンド先生の教室」に投稿された感想・評価

somal

somalの感想・評価

3.8
容姿端麗なリティクは本作では控えめ。
インドの貧困層を対象とした定員30人の無償の私塾スーパー30を運営するアーナンド・クマールを描く実話に基づく作品。
インターミッションが編集されていますが、インド映画らしく尺が少し長めです。

日本の受験漫画とドラマがどうしてもちらついてしまうこともあり、生徒の掘り下げかたが浅いせいか、あまり新鮮味を感じなかったです。(身分制度や貧困は比べ物にならないんだけれど)

エンドロールで紹介される彼の功績をいぶかしみ、英語版の彼のWikipediaを見てみると、合格者の実績は現実のほうが凄かったです。
加えて、元ミス日本の藤原紀香が彼を取り上げたドキュメンタリーに携わっていたとやけに詳しく書いてありちょっと笑った。
はむ

はむの感想・評価

3.8
貧しさ故に学ぶことのできない子供たちの為の無料塾「スーパー30」を設立したアーナンド先生の実話ベースの物語
「知」が自分の夢や将来への扉を開く鍵であると共に、彼らにとって教育は「生きる」ことに直結するのだということを情熱的に描くエンタメ作品でした
インドえいがは長いのにホント飽きずに観れる。
すごく良かった。
実話ベースで更に感動。

インドではまだまだカースト制が意識の中に残ってるだな。
いまでもアーナンド先生は塾をやってるらしい。
本当にすごいなー
ogagawawa

ogagawawaの感想・評価

3.7
???「実に面白い」


インドの実在凄い人映画シリーズ(シリーズではない)の本作。天才的な数学の頭脳を持ちながら、貧しい生まれのためケンブリッジ大学への進学を諦めた男。そんな彼が、意欲や能力があっても、学ぶ機会が得られない子供たちに向けて無償の塾を開設した。インドに根深く残る「王の子供だけが王になれる」という考え方に、一瞬バーフバリがよぎるのはさておき、そんな身分制度から生まれる格差をはじめとする社会問題を描く……と、聞くと真面目系インド映画かなと思うけど、安心してくれ。ちゃんと歌って踊ります! ヒロインも綺麗! このシビアな題材を、仰々しい音楽に乗せてエンタメ映画として放り込んでくるインド映画のパワー!

逆境に立ち向かうアーナンド先生。その姿と気持ちが、若者たちに勇気を与えるし、その熱は観客へと届く。未来を変えるのは、強い信念と知の力。そして、それを発揮できる、実現できる自分自身を信じること。実生活のなかで疑問を見出す型破りな授業へのワクワクと、劇中で登場する問題に全く歯が立たない僕。そんなアーナンド先生と、彼に学ぶ生徒たちの前に立ちはだかるのは、格差社会や英語の壁に敵陣営の妨害……って、いやいや妨害のやり方がガチすぎる! 嫌がらせどころかマフィア出てきてるやんけ。さすがに盛りすぎやろと思ってたら、エンドロールで未だに襲撃に遭うという一文を見て怖ッ。まるでドラゴン桜でホームアローン、歌って踊って銃撃なインド映画らしいエネルギーを劇場で感じたら、30人で僕と握手!
アイダ

アイダの感想・評価

4.5
まず、親ガチャ大当たりの貧しくても素敵なご両親
彼らに育てられた兄弟がカーストを底から引っ掻き回すのが見てて楽しくないわけない

今にも踊り出しそうな劇伴がガンガンかかるのに踊らない
唯一のダンスシーンはアゲアゲのナイスパーティー
後半はまさかの展開なのにそんなにフィクションでもなさそうで恐い

チラチラ出てくるオダギリジョーみたいな記者が気になる
二進法のラブレターに困ってた彼女も素敵な人と結ばれたようで良かった
nori007

nori007の感想・評価

4.0
ついにリティク・ローシャンの映画が日本公開。
自分は公開初日と二日目の実物のアーナンド先生とご一緒に映画鑑賞という奇跡的な体験をしてしまいました。

2回目であってもしっかり飽きずに見れるし、むしろすごく良くまとまってるという映画の構成にも関心しました。

インド人は、発明はしない。物も作らない。作るのは人だ。
こうした発想は先日見たLuka Chuppi(2019)にも通じる言葉で巨大な人口を抱えなおかつバイタリティあふれるインド人ならではの発想かもしれない。

日本のドラマ「ドラゴン桜」の阿部ちゃんと今回のリティクが重なるシーンも多く
リティクが阿部ちゃんに見えてくるというね。笑

こうした自分の私利私欲は捨て、国民のために、インド人のために、公の人となる。
かつての日本人はそうした偉人がたくさんいた。
現代の我々もそうした意識を忘れないようにしようではないか。
-------------------------
2020/04/02 23:12
3.6
リテックがイケメンを封印。肉体美もアクションもダンスも封印。そうした自らの持ち味を消して俳優としての挑戦がこの作品である。
もともと「クリッシュ」でも二役をこなし演技力にも定評があるのだが、今回はインドの貧困層といった問題を扱うためにちゃんと最下層に見えるメイクをしているのだ。

こうした教育問題を題材にしているのはアーミル・カーンの映画のようであるが、まさかリティックがそうした映画に出演しようとは。いやアーミルやリティック以外にもインド映画はこうした社会問題を扱った物がとても多い。本当にインド映画の壮大さを感じてしまう。

前半は貧しいながらに勉強が出来るリティックがさまざまな困難を乗り越え名門校の教育者になるのかと思ったら。。。

後半にまさかの決断を下す。その素晴らしい人間性に思わずうなってしまう。
#インド#ボリウッド
いいね!
9
コメン
今日は仕事もヒマだったので早めに切り上げて、うちから車で10分もかからない1番近いシネコンに行ってきました。ホントはヒマというか、仕事はいくらでもやることがあるんですが……むしろやることが山積みなんだけど、行ってしまいました(笑)料金はクーポンを使って1400円。カフェラテのレギュラーサイズ(400円)も買って合計1800円使いました。会員サービスの日に行けばもっと料金を安くすることもできますが、飲み物込みでこの金額ならまあまあだと思います。

ところがこの1800円が無駄になってしまうこともありますよね。お金と時間を無駄にしたと後悔したことがある人は多いと思います。今日この映画を観てまず思ったことは「お金、払い足りねえ……」っていうことでした。足りない……もっとお金払わなきゃって思わされました……。

大筋ははっきり言っちゃうと日本のマンガ原作ドラマの「ドラゴン桜」みたいなものなんですよ。偏差値の低い落ちこぼれ集めて東大を目指すという。ただあのドラマはコンプレックスを抱えた高校生のヒューマンドラマ+受験のハウツーもの的なアプローチのドラマでしたよね。

一方の本作「スーパー30〜」は貧しくて学校も塾にも通えない若者たちが難関の工科大学を目指すんですけど、こちらはもっと厳しい現実に晒されているヒューマンドラマです。ただプラスするものがぜんぜん違うんですよ。ここでびっくりさせられたんですけど、プラス、歌ありダンスありアクションありの勧善懲悪のエンターテイメントに仕上げてしまうという力技を突きつけてくるんです。お金と時間を使ってくれる観客に絶対損をさせないと言わんばかりに楽しませる気マンマンで攻めてきます。元々苦手だったインド映画でしたがそんな苦手意識を軽々と払拭してくれましたね。監督をはじめ制作に携わった皆さんにはリスペクトの念しかありません。

大味なところもありますよ。いやらしい音楽の使い方もしてます。それはいくらなんでも美談で飾りすぎじゃないの?って思ったところもある。でもそんなことどうだっていいだろう?って言われてるような気もしました。しょうがないですよ。もう、実際その通りだったから。この映画、楽しくて楽しくて仕方なかったから。
AT

ATの感想・評価

3.6
映画友達さんから教えて貰った一作。
やっぱりインド映画は良いな!

前半はドラゴン桜、後半は何故かホームアローン🏠

帰りの電車に揺られながら、IITの合格率は約1.5%前後(2020年度では約63万人が受験し、合格出来たのは約1万6000人)、という記事を読んだ。

この超絶難関合格率の中、SUPER30は脅威の90%の合格率をたたき出してるとか😳
入塾テストである程度篩にかけられるとはいえすごい以外の言葉が出ない…笑

これご本人は勿論素晴らしいけど、彼の信念を支えた家族も凄いよなあ。

ヒンディーミディアムとか、きっとまたあえるとかでも受験問題は描かれてたけど、落ちたら自殺者出る位、IITに入るということがどれだけ本人や家族のその後の人生を左右する事なのかを考えると、殺し屋なんかが出てくるのも頷ける……のかもしれない。

インドらしいミュージカルシーンもあるけど唐突さも無いし、難しくなり過ぎず良い塩梅でした!
まこと

まことの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

知を伝える。
これがキーワードのように感じました。
アーナンド先生と生徒達との授業は明らかに知識を伝え、考え方を伝え、思考をポジティブに持っていくことも荒療治も使いつつ教えます。
しかし実話を元にしていることを感じられるのは、負の知識が伝わっていたことで、子どもたちがテストでお金持ちの子と自分を比べ劣等感を覚えたり、王は王の子にしかなれないという考え方が常識のように取り扱われている。これもまた知の伝承の1つであり、階層社会の強固さ、覆せない運命が当たり前にあることを、子どもたちも生まれながらに伝えられてきました。
これを跳ね除け、アーナンド先生のように「俺は跳ぶぞ」と宣言することは容易ではありません。
しかしアーナンド先生ももともとそこまで奮起の念に満ちていたわけではない。大きい影響の1つとして、お父さんが最初に王は王の子しかなれない、そんな時代は過ぎた、能力のあるものが王になる、と教えたことがあります。
これもまた知の伝承でした。
伝えられるものは、その広がりが大きければ大きいほど影響力も大きくなります。
根づいた自信のなさはどれほど暗い影響を受け、こんなに自分をちっぽけに見せてしまうのでしょうか。
しかしそこから藻掻く力もまた、誰かが教えてくれることがあります。
アーナンド先生が子どもたちに教えたように。お父さんがアーナンド先生に教えたように。そして、映画でフッガーが私たちに教えてくれたように。
叶えることを諦めるな、とは言っていません。アーナンド先生も諦めたものがありました。
しかしこの映画は、叶えようとすることをあきらめるなと教えてくれた、大切な物語でした。
AH

AHの感想・評価

4.5
初めてのインド映画です。
笑ってしまうほど大袈裟な音楽、ツッコミどころ満載なシーン等々それらをひっくるめてとても良かったです!勢いでパンフレットも買ってしまいました。(800円では高いような内容でしたが、インド映画デビュー記念という事で満足しています。)

中学受験という特殊な世界に、親の立場で6年間身を置いた故、感慨深いものがありました。
本当は学ぶ事が好きな子供が多いのに、その環境を奪い、その意欲を潰すのが大人…そんな事を身をもって知った6年間でした。
>|

あなたにおすすめの記事