たなのうえ

オフィーリア 奪われた王国のたなのうえのレビュー・感想・評価

3.8
 シェイクスピアの名作ハムレットを新解釈した作品。オフィーリアといえば、結婚を誓ったハムレットに裏切られ、「尼寺へ行け!」と叫ばれ、そのつらさから発狂し湖で死んでしまう悲劇のヒロイン。
 前提知識があったから良かったけれど、これはちゃんとハムレット知らないと面白くないよなあ、といった内容。これから観る人はざっとハムレットのあらすじを押さえてから観ることをおススメします!!
 なお、原作では精神衰弱のヒロインだったオフィーリアが、本作だとめちゃくちゃ強い。権力や復讐に捉われる愚かな男性たちとの対比でめちゃくちゃ強い。しかも機転が利いて、物知りで理想的な女性像。オフィーリア、この作品では報われてよかったね…
 そして、主人公が新SWシリーズのデイジー・リドリー!SWのときも思ったけど、凄く芯の強そうなお顔をしていらっしゃる。役にピッタリ。そして王妃役がナオミ・ワッツ。やはり美しい。ナオミ・ワッツの顔って美しいけどかわいさがあって、性別問わずみんなが好きな顔だよなあ、と改めて思いました!!