人のやさしさが苦しい映画。個人的に花束より刺さったしキツかった。かさぶたを何度も抉られてるような感じ。
余白には、松岡茉優(沙希)のやさしさで溢れてる。
松岡さんの芝居って見てるうちにどんどん心を奪われる。
演劇のシーン、役の中で演技をしてるのが伝わってきて普段の演技とのギャップ(演じ分け?)が見えてたのしかった。
失礼な話になるけど、程よく滑舌悪い人ってその作品に不完全感が追加されてる気がしていい味出してるな〜って最近思う。ら行がおそらく弱い松岡さんの台詞も、張り巡らされた脚本の良い抜け道になってた気がします。