い

劇場のいのレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.7
戒めとして観た。

この映画の感想を書くにあたって自分の体験と色々リンクしフラッシュバックしてしまった。

共依存的な関係って人生堕ちれば堕ちる程抜け出せないしそこに安心感が生まれてしまう。お互い傷付けあってるけどその傷を舐め合うことで生きてるので様々な感覚が麻痺ってバグを起こす。

笑ってるけど泣けてくる。
会いたいけど会いたくない。
世界一好きだけど世界一嫌い。
幸せにしたいけど傷付けてしまう。

この矛盾した関係は意外に続いてしまうものだけど限界はいつか来る。
そのギリギリを細かく描いてて又吉さんの繊細さが伝わってきました。

個人的にですけど
「おかえり」
この言葉が1番抉られました。

良いハッピーエンドでした。
い