原作の又吉直樹曰く『「劇場」という小説は、恋愛というものの構造がほとんど理解できていない人間が書いた恋愛小説』とのことです…。
確かにキュンキュンするような恋愛映画ではありません…ただとてつもなくリアルで切なくて涙が止まりませんでした。
夢に行き詰まり、不安と苛立ちで大切な人をも傷つけてしまう永田…不器用という言葉で片づけていいのかわからないほどひどく何度も目を背けたくなりました。
「ここが一番安全な場所だよ」と真っ直ぐな笑顔で永田を支え続ける沙希はまさに天使!だんだん壊れていく様子はリアルで鳥肌が立ちました。
「一番会いたい人に会いに行く
こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう…」
この言葉がすごく切なく心に残ります