山崎賢人の出てる映画だいたいおもんないっていう偏りすぎた先入観で観てなかった。やっぱり山崎賢人じゃなくても良い感は否めなかったごめんなさい…
むしろ主役は沙季。最初の気持ち悪いほどの笑顔が伏線だったんじゃないかってくらい目が死んでしまった彼女にグッときた。だんだんボロボロになっていく沙季に人間らしさと安心感すら感じた。あんなことされて傷つけられても変わらずにニコニコしていられる方が気持ち悪い。
ところどころ芝居臭くて冷める瞬間があったんだけど、ラストシーンでその全部が腑に落ちたというか。静かに予想の上にいた感じがたまらなかった。