ノップちゃん

ソー:ラブ&サンダーのノップちゃんのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.0
雷神である主人公ソーとその仲間が神殺しのゴアと対峙するというのが大まかな流れの本作。

まず映像面に関してはとてもゴージャスでカラフルで綺麗なところも多々あるが少しtoo much感は感じました。でも映像自体はおおむね満足はできた。
ナタリー・ポートマンやクリスチャン・ベイルが大スクリーンで活躍してくれるだけで良いとそもそも思っていたので眼福でした。

脚本に関してですが、少し雑さを感じざるを得なかった。基本的にあっち行ってこっち行ってという感じでお使い的な感じで話が進むし、テーマである「愛」をしっかり描き切っているのかと聞かれたら疑問。
愛というより執着心に感じた。
あと、折角出てきたキャラを早々に退場させたり、そこまで活躍しなかったり、かと思えば急に活躍の場を設けたりとキャラの描き方にも雑さを感じた。色んな映像を撮りたいだけのギミック化していたように感じます。
特にラストのゴアとの戦いはどうなの??モヤモヤ。
途中で出てくるゴアの本拠地すごくかっこよくて映像としての見所満点な場所だったのにそこで完結せずに話が進んだのも残念。カタルシスを得れるとしたらあそこでのバトルであったはず。
所々良いところはあるもののカタルシス不在映画。
まだもうちょっと言いたいことはあるもののネタバレは回避したいのでこの辺で。

音楽はガンズ好きなので良かったですが、ガンズ推しすぎ、エンドクレジットもロックバンド推しがすごかった笑

ある程度楽しめましたが満足いく出来かと言われたらそうではない作品。
ノップちゃん

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