ソー：ラブ＆サンダーのおけあのすのレビュー・感想・評価

喪の作業を終えたソーの話。

父母、弟、盟友、アスガルドの民半分と失い続け、心の有り様と生きる意味を失いかけ、復活の兆しもないところへジェーンとの再会だが、しかし...

野蛮で快活的なヒーローではあるが、ゴアとの決戦後の流れを汲み取れると、今作はソーへのグリーフケアなんじゃないだろうか。

反面、ヒーローと敵対するヴィランとなるゴアは、即席的に見えてしまうため、ソーと共に引き立て合うような、アメコミ的な熱量を取り逃がしているようにも見えた。