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喜劇 愛妻物語のcocoのレビュー・感想・評価

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)
3.5
Filmarksオンライン試写会にて鑑賞。

妻は夫を鋭い言葉で罵倒したりするけど、本当は夫のこと1番応援しているし、愛している、愛情深い人だった。
怒ったり泣いたり、怖くなったり優しくなったり、態度や感情変化が忙しいけど、本来人間ってそういうものだし、それを見事に表現した水川あさみさんは凄いと思う。

それに比べ、夫は年収50万で脚本家としても鳴かず飛ばず、旦那としても父親としても情けないと感じる部分がある。でもどこか放っておけない、と女性は感じるような人。
夫は仕事・家庭それぞれに対する覚悟が足りてないのかなと思った。頑張りは認めるけど。

ちょい役だったけれど、夏帆さんと大久保佳代子さんが演じた役は強烈だった。

劇中は性的発言が結構多かった…(PG12指定)

最後、妻が書き起こしていた原稿が、この『喜劇 愛妻物語』へとつながるのかなと思った。

エンドロール中も背景でシーンが続いていくことが、映画としては珍しいなと思った。
また、劇中の音楽が耳に残る独特なものだった。
でもそれがこの作品の家族の味と色を引き出しているのかもしれないと思った。
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