Takechan

海辺の映画館―キネマの玉手箱のTakechanのレビュー・感想・評価

4.2
大林宣彦監督の遺作。

監督のファンなので、バイアスかかってしまい純粋なレビューはできないのだけど、一言でいうと快作でした。

往年の大林宣彦監督作品の異常なまでの熱量。凄い。
リップシンクなんか気にしない、その心意気、自分のやりたいこと、伝えたいことをひたすらに詰めて、語りかける映画。

だいたい思想を語る映画って失敗しがちなんだけど、ここまで真っ正面から思想を伝えてくれると、清々しく面白くなってくるから凄いです。

中原中也の詩の引用も監督の「哲学」なんだろう。
てか、監督本人で出演してピアノ弾いとるやん。
3時間どっと疲れる玄人向けの映画。
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