海辺の映画館―キネマの玉手箱の作品情報・感想・評価・動画配信

海辺の映画館―キネマの玉手箱2019年製作の映画)

上映日:2020年07月31日

製作国:

上映時間:179分

4.0

あらすじ

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」に投稿された感想・評価

zoso30

zoso30の感想・評価

5.0
TOHOシネマズ新宿にて鑑賞。

大林宣彦監督が20年ぶりに尾道で撮影した映画、本来の本作公開日(2020年4月10日)に大林監督は逝去されて遺作となった。
前作『花筐 HANAGATAMI』(2017年12月下旬公開)の翌年に撮影された本作、待ちに待った映画であった。
本来であれば初日に観たかったが、最近は初日が金曜日であり、本作3時間あるので金曜日の会社帰りに観たら終電間に合わないので、公開2日目の土曜日朝一番の回で鑑賞。
ただ、昨日、東京都コロナ感染者が463人の最多更新、本作公開劇場がTOHOシネマズ新宿(歌舞伎町にある)なので、コロナ感染は気になったものの已む無し…(笑)

本作は、観始めて少し戸惑う作風であり、この映画が映す時代も宇宙旅行する未来、海辺の映画館が閉館を迎える現代、日本での新選組や第二次世界大戦中の広島などの時代、満州などの世界における戦争時代など、時空を自由自在に行ったり来たりする映画であった。
本作の中で「映画こそが最先端のタイムマシンです」と発言させている通り、大林監督が自由自在にご自身の記憶・史実を織り交ぜて描いた円熟の境地。

物語としては、ついに閉館を迎えた「瀬戸内シネマ」という映画館の最終プログラムは「戦争映画大特集」のオールナイト上映であり、そこに集まる観客たち、そしてスクリーンの中に入っていってしまう人達などを描き、さまざまな風景を描いているものの、本作に一貫しているのは「反戦のこころ」。さすが大林監督である。

大林監督の遺作にして傑作!

何度でも観たくなる、そして本作について誰かと話をしたくなる…そんな素晴らしい映画を遺して大林監督は亡くなった。
ここに改めて、謹んでご冥福をお祈りします。
さかい

さかいの感想・評価

3.5
監督の作品は数本しか観たことがなかった
ねらわれた学園みたいな映像が3時間。訓練されてない人間にはきつかった。
歴史観には鋭くて面白いと感じる部分もあった(祀られてるのは○○だけ、とか)

「無法松の一生」は今年になって初めてみた。内容も初めて知った。
観といてよかった
Fuko

Fukoの感想・評価

5.0
約1年経ってやっと観た。溢れ出す熱量をこれでもか、これでもかと浴びた。
どらみ

どらみの感想・評価

4.6
私と大林監督の想い出にエンドマークを付けるのが嫌で
中々観れずにいた
何度も大林監督特集上映を観たシネマスコーレでの上映に
やっと踏ん切りがつき重い腰を上げた
戦争と映画の歴史を巡る物語は
色鮮やかで新鮮な冒険に満ち美しく自由
希望に満ちたハッピーエンドに
反戦、愛と平和と共に生きることを誓う…
私の個人的な考えでは1本の映画はあくまでその1本の中でまとまっていないと1本の映画とは言えないと考えています。

おそらくこの映画はその考えに合わない映画なんじゃないでしょうか。

なにやってんのか全くわからん。
終始「?」が頭に浮かぶ。
この監督をただひたすらに信奉してるような人でもない限り、この映画を高評価はしないと思う。
辛い時間だった…
YouKey

YouKeyの感想・評価

4.7
 大林宣彦監督、『権力』によって『なかったこと』として消されゆく存在や歴史の部分をきっちりと押さえてくれてありがとうございました。最初はセルフ・オマージュかいなと笑って観ていたのが、白虎隊と御一新の辺りで『あれ、じゃあ沖縄戦は?』と思ったらバシッときた。

 いわば『検定済教科書』に載らないような日本の歴史を盛りこんだ「アマルコルド」的作品。3時間があっという間に過ぎた。大島渚監督のように激おこプンプンではない姿勢で愉しませて考えさせてくれた大林監督、異人となっても映画を。

—— 追記

映画はどうやって撮られるかという作品は多いけれども、どうやって映写技師により上映されるかという部分を描いた作品はそれほどない。IMAXだとか4DXだとかいうテクノロジー面からいきなり入る世代の観客を動員する作品に殆ど魅力を感じず父の8mmで遊んだ私にとって、フィルムを切って繋げていく技の部分なんてワクワク。

『私を忘れないで』の『私』はあの子や歴史上のことだけじゃなく、かつて映画はこうやって創られたし上映されたんだよという部分も含んでいる。
総決算に相応しく大林組のオールスターが次々登場し尾道から時代も場所もぴょんぴょん飛び越えてとんでもないテンポで駆け抜けた3時間だったのでぐったり疲れた程でした。でもそれを劇場で体験できたことが嬉しいです。
癌に侵されながらこの大作を撮影して編集した大林監督の情熱というか執念には感服です。当然今作も好き嫌いが分かれると思いますし、観客に若い人が少なかったのは寂しいことですが。
敵だけでなく味方が味方を殺す戦争の恐ろしさ。犠牲になる女性。ずっと前に今を預言していたかの様な中原中也の詩。
タイムマシンに乗っていたかと思えば劇場の隅ですぐ居眠りしちゃう高橋幸宏好きです。
アもん

アもんの感想・評価

5.0
エンドクレジットで
監督の名前の出たとき
拍手したいと思った。
聞こえると思った。
話しかけていた。
これが最後の映画って。。
他の監督も
そう簡単に最後とか言えなくなるぞ。

『恋人を選ぶ心で平和をたぐりなさい』
多すぎる名言のなかで、
みー

みーの感想・評価

4.3
変な映画。千年女優と似てた。
中原中也。雨。沖縄。尾道。タンク岩。
jocx

jocxの感想・評価

3.6
大林宣彦監督の遺作ということで思いの詰まった作品です。争いごとの大きい小さいなんて関係なく人を貶め命を奪い合うことはいけない。ましては何も関係ない人が巻き込まれる戦争、恐ろしいのは強い者、立場の上の者が間違った権力や欲を持った時、それを振りかざして好き勝手をやること。人の命すら軽んじること、それが1番恐ろしい。最近にはない長い作品で、前半は中々入り込めなかったが、次第に理解が深まると展開が楽しみになる。大林監督のお馴染みの役者さんや尾道、そして三部作の同名のキャラクターがいる。大林監督が愛してやまない尾道と平和への願い、充分伝わった。亡くなった役者さんと大林宣彦監督のご冥福をお祈りします。合掌
>|