時は第一次世界対戦の真っ只中。イギリス軍の兵士である若者二人はとある重要な任務を任される。それは最前線にいる仲間たちに作戦中止の命を伝えること！仲間たちが進行する先には相手軍の罠が待ち受け、このままでは大勢の仲間たちを失ってしまうことになるという。はたして二人は無事に伝令を届け、仲間たちを救えることができるのか！
今作では宣伝でも釘売っている通り、全編とおしてワンカット方式で映画が描かれている。イメージとしては「カメラを止めるな」の前半部分をずっと続けている感じ。
なかなかに斬新で新しい映像体験が味わえた。撮影を担当した方には頭が上がらないぐらいの気持ちで一杯。見事に映像が仕上がっていて見ていてとてもワクワクしながら見ていた。
これはまさしく映画館で見た方が良い作品。映像世界に没入することによってリアルな戦場を疑似体験することができて、まるで映画館が戦場のように感じられるほど緊張感が全編とおして休むことなく襲いかかってくるので常に心臓ばくばく状態。
戦場の厳しさなどもちゃんと写しているのも魅力の１つ。意外と最初の方でビックリな展開があるのだが、そのシーンでは戦場において優しさは傷物なのか…となんだか苦しい気持ちになった。その他にも、中盤でのシングルマザーと出会えシーンなどもあーとなんだか切なくなる、そんなシーンになっているなど随所随所に戦争の厳しさというものもしっかりと描いている点も素晴らしい‼
