自分の一言の伝言によってたくさんの命が救われるけど、そこまでの道のりで自分も死ぬかもしれないし、成し遂げられなかったら1600人が死ぬかもしれない状況になったら私はきっと絶対できない、そんな覚悟は決められない。ワンカット撮影によって戦争の常に油断できない張り詰めた空気が伝わってきた。戦争は教科書上では勉強していたけど実際の残酷さや悲惨さは本当の戦争を体験しなければわからない。
体感には及ばないけれど、この映画を見てたくさんの人々の殺し合いは何も生み出さないし多くの命・家族・友情・再開の約束が一瞬にして消えてしまうことの惨さが痛いほど分かった。本当に悲しさと切なさしか残らないけど、見てよかった。映画に入り込み過ぎて110分があっという間に過ぎていった。
