これは映画館で観るべき映画です!
物語は至って単純だけれど、戦争の複雑さも垣間見え、映像美もさることながら、緊張感が物凄く伝わってくる内容となってました!
戦争映画なので、グロいシーンが度々出てきます。そういうのが苦手な方はオススメしません。
この映画、何が凄いって台詞の少なさ。多くの台詞、説明無しに、役者の演技、映像で語ってくれます。そりゃ、頭を出しただけで撃たれてしまうかもしれない、あんな緊張感漂う最前線で無駄なおしゃべりなんて出ようにもないですもんね。
でも、全然気になりません。役者の演技もそうですが、映像が工夫されていていろんな情景を映してくれます。
伝令を行うための道中のシーンが戦争の悲惨さを物語りつつ、かと思えば唐突に自然豊かなシーンも映し出されその対比が、より戦争の無意味さというかやるせなさが象徴されているように思いました。
自分もその場にいるかのような臨場感があり、最後には主人公を応援してました。
走れ!走れ!走れ!
最後のシーンも台詞なんてありません。
涙しました。