メ

カトリックスクールの怪異のメのネタバレレビュー・内容・結末

カトリックスクールの怪異(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

カトリック・スクールで起こった不審な事件に、霊と交信できるスクールカウンセラーが立ち向かう
恐ろしい見た目の霊を全く恐れずむしろ積極的に交流して、学校と生徒の心理状態を改善しようと励む主人公の姿勢が◎
どこか閉鎖的な学校の雰囲気や、聖堂や懺悔室などの華美な装飾、クラシカルな女子生徒達の制服など、ビジュアル面も好み
ただ、設定に反してホラー描写の理由が薄い。幽霊のやることの大半が暗闇の中で焦らして焦らして、からのドーンッッッ!なので段々パターンが読めてしまうのが残念
シナリオに重きを置くならもう少し設定を詰めてほしかったかな……と思ったりしなかったり
物悲しくもほんの少しの救いと明るさのあるオチは好き

好きなところ
・舞台もキャストも美しく、映像が華やか
・世界観
・例え霊でも生徒に真摯に向き合う主人公
・善良な生徒の霊が主人公を助けてくれる終盤の場面。あんなに怯えたのによく頑張ったね
・ラスト。主人公にとっての生徒と生徒にとっての主人公、そして今後が静かに簡潔に描かれている。余韻があって好き

残念だったところ(ツッコミ所)
・悪霊化してしまった生徒の復讐の基準。なんでシスターの方行かないの……?評判を貶めて廃校にしたかったのか……?
・長めの尺と意味深な場面作りで幽霊と接触を図るものの、夢だから危害はナシ!があまりにも多い。本当に多い
・どこか危機感に欠けた学校の雰囲気

全体通して、魅力的な設定が詰まってるのでもうちょっと詰めてほしかったかな……と思いましたまる
メ