あなえ

ベイビーティースのあなえのレビュー・感想・評価

ベイビーティース(2019年製作の映画)
3.7
モーゼスがあの時ミアを結局置いて行っちゃった気持ちがすごくわかる気がした

あんな感じの環境に置かれてるモーゼスは人からそんなに純粋に一心に想われると絶対ビビるよね
また孤独にさせられるかもしれないし、逆に自分が相手にしてしまうかもしれないし、そんなこといちいち考えてないだろうけど、本能的に親密になるのをさけたくなる時ってあるよね
本当は嬉しいんだけど、受け止めきれないというか、現実として受け入れられないというか、幸せになる方を選べないというか、、、
だから、薬を盗むためとか薬をもらえるとかっていうのが、相手を大切にする言い訳として自分の中に盾みたいにあると、愛を伝え易かったりしそう
でも、そうしてく中で、だんだん自分でもどっちかわからないくなったりもするよね。ほんとに相手を好きなのか好きじゃないのか自分でもわからなくなったり、考えてるうちに自分は最低だって思ったりして苦しくなって離れたくなったりするよな、、、な、モーゼス。

でもさ、モーゼス、私の個人的な考えだが、その人を愛してるかどうかは、思考よりも、選択と行動の積み重ねの中に見えると思うぞ。
いくら口で甘いことを言えても行動が伴わないやつなんていっぱいいるが、きさまは結構自分なりにミアのために色々したのでは?
例えば、鼻血のとき助けたこと、カオスな実家をミアに見せたこと、家出付き合ったこと、屋上で一緒に過ごしたこと、結局ミアと一緒にいることを選んだこと、拒否されてもそれを選び続けたこと、お父さんとのことをヘラヘラしながらでも話したこと、辛い願いを叶えようとしてあげたこと、
一個一個は意味不明でいびつだったかもしれないけど、その全部の中にきさまの愛はあったんじゃないだろうか?

な、モーゼス。。。
きさまは愛することも愛されることもしっかりできるんだ。そしてきさまは生きている。いきてくうえでこれからまた新しい出会いもあるだろう。そんな時は少しづつでいいから愛を堆積させて、そして自分も愛を少しづつでいいから受け入れてくれよな。
幸せになるんだぞ。モーゼス🌱
あなえ

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