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異端の鳥のchikoのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
2.0
難易度めちゃくちゃ高めの映画だと思います。
セリフがほとんどなく、冒頭の解説もないので、映像と時代から読み解く必要があります。
たた、その映像があまりにも酷くて見ていられないシーンが多々あります。
R18指定にした方がいいと思います。
病みそうです。

ストーリーは悪くはないんです。
ただ、好みじゃないのでこのスコア。
最初は純粋な少年が劣悪な環境下からどんどん荒んでいく様が描かれて心痛くなります。動物を助けて悲しそうな顔をする子が、周りの大人と同様に手をかけ始める…
ヤギのシーンなんてまさに3つ目の村で見た大人の野蛮な行為を思いっきり写した感じがして悲しくなりました。
まぁでもこんな幼少期過ごしたらまともに成長するわけがないですよね…。

戦況下ってこともあるけれど、大の大人が人数そろえて幼い子を本当にあんなによってたかって痛めてつけたりしてたんですかね。信じられないです。

この映画に出てくるまともな人は、ナチスのお爺ちゃんと神父さんだけって言うなんとも相反する2人だけです。
あと、お父さんね!
他はもう、野蛮で性行為のことしか考えていない人達で、3時間後にはこちらもグッタリでした。
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