たいち

一人っ子の国のたいちのレビュー・感想・評価

一人っ子の国(2019年製作の映画)
4.2
シンプルかつキャッチーな「一人っ子政策」って名前のせいで、悲惨な現実があまり認知されてない気がする。俺も何となくしか知らなかったし。

かなりショッキングなエピソードや映像がたくさん出てきたけど、生き別れた双子の妹(10歳ちょっと)のインタビューシーンが一番印象に残ってる。久々に連絡が取れた姉に対して、「今はゆっくり考えてほしいから」と深くは問わず、あまりにも大人びた対応を見せる。マジで感心しちゃった。どうしたら、あんなにしっかりした子が育つんだろう。インタビュアーに答えにくい質問をされたときの複雑な表情もしばらくは忘れられないな。あのシーンだけでもこの映画を観る価値があると思う。
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