燈台

マリッジ・ストーリーの燈台のレビュー・感想・評価

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)
-
保護者として両親が子どもの親権を争う場面でまず張本人のヘンリーの意思が尊重されていないのに疑問があった。これは作り物としてのことだけでなく実際問題としても言えるけれど養育費や子育てを少し離れた所に置いて考えると、これから長年連れ添って行く上で信頼のない相手と長期に渡って生活するとなるとメンタリティーや成人後の行く末に必ず影響があって親の思考でどうこうと上手く操れることがあってはいけないのでは、と見終わってからも暫く考えてる。ひとりの意見で簡単に法が変わることは無いけれど小さい命でさえ意志が尊重される世の中であって欲しいなと願います。エンディングの静かな音楽が印象的でこの映像いつまでも見れる・ずっと聴いていたいの状態になり離婚への争いの殺伐とした空気が浄化されていくようだった。
燈台

燈台