すず

マリッジ・ストーリーのすずのレビュー・感想・評価

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)
4.0
友人に勧められて鑑賞。
よかったあ、、。

結婚して母親になるということは、失うということなのかなあ。
これは、自分の母親を見ていてずっと思う。
永遠に考える。
母が自分を産んで幸せだったと思うこととは別に、母がひとりの人間として、人生幸せだったと思ってほしいなと思う。
そのために娘の私ができることってあるのかしら、と同時に、それはきっと母自身の意思がないと成り立たないんだよなあ。
母親って役割とか、家庭に、奪われるのも、縋るのも、紙一重というか。
犠牲になってるようで、結局知らないうちにそれがないと立ってられなくなったりする。

「男を通じてでないと社会と交われないような女になるな」っていうのは、決して家庭に入るなって意味ではないな、たぶん。

わたしであり続けることは、妻として夫を大切にしていないということになってしまうのか…。
子どもにとって母親がひとりの人間であり続けることは不幸なことなのかよ…。
(子どもの前で女であることは、よくないと、思う。女性とか、そういうのではなく、女。)

でも幼いわたし、初めて母が泣いて取り乱すのを見た時、酷くショックを受けたこと覚えてる。
その時初めて、母親をひとりの人間なんだと思った。とか。

恋人としての相性と、夫婦としての相性は、お互いがお互いにとって、また全くの別物だなあ。
ひとつ共通するなら、やっぱり問題解決に向けて話し合うことができるか、だと思った。
ここがないと恋人として続かないし、ここがないと夫婦にもなれないな。

なんの話したいかわからなくなった。
映画がすごく良かったって話。
すず

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