夫婦の離婚裁判のお話。
幸せな家庭がボタンのかけ違いから離婚へ。
話し合いで住めばよかったものの、裁判へ発展して、しなくても済むはずの傷付け合いへ。
裁判は本人たちが意図していなかった展開へとおそらく発展して、お互いに負わなくてもいい傷を負ってしまったところが視聴者を悲しくさせました。
ヨハンソンが夫アダムドライバーの長所をかいた手紙を言葉を習いたての息子が拙く読んでいる。
そこへ父親のアダムドライバーが来て
「パパの番だよ」と言われて夫が代わりに読む。
元妻が自分のことをどう思っていたのか、どこが好きだったのか、非常に細かく書かれていて、彼は離婚したことを後悔したに違いない。
特に印象的だったのは、
お互いに口喧嘩がエスカレートして最後は「車に轢かれて死んでしまえ」くらい言ってしまったあと、少しの沈黙と涙と嗚咽。
言いすぎてしまった後悔と口に出してしまった心の弱さ、反省と謝罪、いろんな感情が混じり合った演技はまさに圧巻。
怒り狂って家を出る、なんて安易な脚本じゃなくて良かったと思った。
