よだれどり

ロー・タイドのよだれどりのレビュー・感想・評価

ロー・タイド(2019年製作の映画)
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A24的な今風なルックで昔の犯罪映画を撮ったらどうなるかの試みのよう。隠すこととそれがあらわになることの象徴としての潮。靴、葉巻、ギブス、金貨…と小道具と映像が話を語ってくれるのが心地よい。シャツをめくって拳銃がチラっと見せるだけで優位性を示す。冒頭暗い部屋から漏れる懐中電灯の光でもって複数犯の空き巣が忍び込んでいることと、同時に彼らが慎重さを欠いた危うい犯罪者であること示す上手さ。浜に埋めた金貨を取り出すところはサスペンスにしたかったのかなんなのかよくわからんかった。断面図とかナゾだし。そこ含め終盤はもっと盛り上げられたように思うけど面白かったのでよし
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