そう

バーナデット ママは行方不明のそうのレビュー・感想・評価

3.9
自分には響いた。自分のいる場所について考えた。
どういう人間で、どんな場所なら輝けて、逆にどんな場所だと燻るのか。キッカケは何でもいいけど、人嫌いのバーナデットが人との出会いで活路を開いたのは象徴的だ。やはり人間は社会的な動物で、それを理解した上で外の世界に出ていくことが大事だと思った。

芸術家は社会不適合者で、仕事してない限りただのゴミ。

クリエイターがクリエイターの話を作る時って、少なからずその監督の仕事に対する姿勢が出ると思ってるんだけど、リチャード・リンクレイターは割とシビアな考え方してるんだなあと思った。個人差あるけど多くの映画監督がめちゃめちゃ仕事するのはそういうことなのかなあと。それはそれで業を背負ってる…

適材適所、人それぞれ合った場所があるはずだけど、必ずしもそうなっていない。それが物凄い不幸なことに思える。何でもっと皆が幸せに自分らしく生きれないんだろう。精神病への理解含め、この映画が観客の意識を変え、少しでも社会を変えるスパイスになれば良いと思う。こういう温かい映画を作れる人は凄い。

主人公の名前は「ベネデッタ」という映画と関連してますね。
そう

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