結婚生活に窮屈さを感じ、恋へと溺れていく恋愛(不倫)ストーリー。
妻夫木と果穂のキスがとっても印象的な映画。
商社勤めで、お金もある夫を持つ塔子が主人公。いい家に住み、娘も居て幸せに暮らしてるはずだった。
彼女の父親は不倫をして恋人の元へと行ってしまい、母子家庭で母親に育てられた背景があり、
本来の夫婦であれば夫と衝突がありそうな場面でも黙っていうことを聞く生活を送っていた。円満のために。
そんな生活に嫌気が刺したこともあると思うが、昔の恋人・鞍田と関係を持つようになり、最後には彼の元へと…。
結局父親と同じ末路を辿ることになってしまう。
「なんで結婚したの?」というセリフが出てくるように、結婚観について考えさせられる部分もあり、
夏帆と妻夫木の演技も抜群に良かった。
それでも共感を得られなかったのは、夫と娘があまりにも可哀想すぎるからだ。
たしかに夫は非常にわがままな部分が多々露見されたが、それでも悪いことはしてない。話し合うべきだったところを彼女が黙るという選択肢をしたがために崩壊へと進んでいってしまったのかなと。
もちろん話せない環境だったのかもしれないが。
恋って怖いし、結婚も怖い。