予告をみて知り、これは泣く映画だとおもい観てきました
クリスチャンシンガーソングライター、ジェレミーキャンプとその妻メリッサの出会いと別れの物語
クリスチャンシンガーソングライターという存在も初めて知りましたし、クリスチャンロック?ミュージック?というジャンルがある事もあまり知りませんでした
この作品は、たしかに宗教色の強い作品であり、私は前情報全く入れないで観たので、鑑賞中に「あ、これ宗教強めの映画なのか」と思いましたが
特に信仰している宗教がない私でも、宗教が分からないから理解できないなぁ、とかわからないなぁ、と言ったことはほとんど無く
こんなにも強く深く信仰している人たちがいるんだということを作品を通して知ることができたといったような面もありました
信仰している宗教がある方にとっては、この作品の私への届き方とは違う部分が多くあると思うけれど、
以下の感想は信仰している宗教がないある1人の感想となります
宗教色を抜いたとしても、大筋が闘病ものなので(予告を見た時に闘病もの作品かぁ、と思った記憶があるのでたぶんネタバレではないかな??)
闘病作品ゆえの涙なしでは観れない要素も多くありましたが、この作品で視界がぼやけて前が見えなくなるほど泣いたのは、ただそれだけが理由じゃないと思います
きっと2人の絆の強さ、愛の深さ、お互いを思う気持ちの大きさ、そのひとつひとつがかけがえなく、美しく、そして眩しいくらいに輝いていたから
自分以外の人に、愛したとはいえ元をたどれば赤の他人に、どれだけ自分をそそげる?ささげる?身を削って差し出せる?
愛とはなにか、ってふと考えたりすること誰しも1度はあると思う
"人はひとりでは愛することはできない"
って最近思ったりするんだけど
これって意外と間違いじゃないのかもしれない
愛がなにかなんて分からないし、きっと確信を得られるような答えなんて一生見つからないような気がするけど
たしかにここには愛があった
とかそんなふうな解釈とかはできたりするのかもしれない
ジェレミーの献身的な行動に目を引かれるかもしれないけれど、そのひとつひとつの行動はなにが原動力か
"愛"で動けるって大それたことのようにみえて
実は日々の行動ひとつひとつにたくさん隠れている
そして簡単にも見えて、いや、難しい
ジェレミーとメリッサの2人の物語は
現実ではとても短く、ふと外から目をやると悲しい出来事のみのように捉えられるかもしれないけれど
たしかにそこにあった"2人で生きた時間"はなににも変えがたく、"メリッサがジェレミーと生きた軌跡"は、作中でもあるように多くの人々に力を与えるものになったことになんら変わりはなく、これから先も強くつよく残るものなんだろうなと
どんな時も強いまなざしで、輝いていたメリッサ
ジェレミーとメリッサのキラキラとしたかけがえのない日々
"1番輝いている星は、1番命が短い"
その言葉がずっしりと心に染み付いて離れない
(余談)
冒頭のジェレミー家族の、家族愛がわかるちょっとしたシーンがありますが
私何故かあそこでもう泣いてました🥲
今回は言及してないけれど、ジェレミー家族も本当にあったかくて愛に溢れた素敵な家族だったな、、