あまり暗い映画は観たくないなと思いつつ、アダム・ドライヴァー主演ということで選択。GIRLSのキャラとは見かけは真逆、でも自分の信念には真っ直ぐという意味では違和感は覚えず。でもスーツ着たエキセントリックなインテリ役は新鮮だった。
基本ストーリーは真実でしょうが、いくつかのエピソードは真実かはわかりません。けれど、概要がホントであるならば21世紀でもあんな酷いことが行われていたことに衝撃でした。9.11直後の様々な混乱はあったと思うが、あの選択や隠蔽は酷すぎる。台詞でも、過ちを繰り返すのは一回だと覚えないから、というのは妙な納得感があった。それだけ人間は追い詰められた状況で同じ過ちを繰り返しがちである。
この過ちをちゃんと認められる法治国家でありたい、とのスピーチがあった。それは感動的であった。けれどすぐにトランプ大統領の、Go to the Capitol という煽動を思い出し、また繰り返されるのかと？
緊急事態宣言に向けたメディアの報道状況も同じような恐怖感を思い出した。
極限状態は何を生むのか？
そもそも、そんな状態が1秒でも早く終わることを願う。
本作品についてですが、7000ページの報告書はだれも読まないよ…。500ページでもお腹いっぱいっす。
