よんぴる

街の上でのよんぴるのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.0
最近イチオシの今泉力哉監督作ということで、ネットフリックスで配信早々に視聴。

下北沢に暮らし、古着屋に勤めて、お気に入りの古本屋やバーやカフェに通う、いわゆる「サブカル男子」と4人の女性たちとの群像劇。

「パンとバスと2度目のハツコイ」や「mellow」同様に会話劇が非常に面白いです。まるで舞台を観ているかのようなやり取りが興味深いです。

また、この作品でも「2人が出会って、一目で恋に落ちて…」的な単純な恋愛模様は描かれず、みんな屈折した恋愛に悩んでいます。やはり、信頼出来る監督ですね。

メインのヒロイン雪役の穂志もえかは、またもや細身の幸薄系で、もはや監督の趣味が丸見えですね…

しかし、今作の最大の発見は、サブのヒロインイハ役の中田青渚です!

映画撮影の打上げでボッチ状態の主人公に話しかけ、いきなり自宅へ誘うものの、特に恋愛関係に発展しないという、サバサバした小悪魔キャラ。また、関西弁がとても良いアクセントになっているんですよね。ラストシーンの思わせぶりな表情にかなりグッと来ます!

「3月のライオン」や「恋は雨上がりのように」などに出ていたようですが、気づきませんでした…今後要注目の女優さんです!
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