かえたろ

街の上でのかえたろのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
3.8
魅力凡人ヤローの集大成。
チョコレートケーキが腐るのは賞味消費期限じゃなく、舌が感じる「イケる」とか「イケない」で。
初めて会った人の家に転がり込める危険のなさが、また危なっかしかったりするのか。
心の向くままに練り歩く街は、下北沢といえど、みんなの「下北沢」があるんだよなあと。家の数だけ家族があるみたいな、外見的な、数値的なことよりも、スーパーで買った人参、もしかしたら同じ街の誰かが一度手に取ってやめたものかもしれず、他の人んちのカレーに沈むはずが、我が家で煮物になっていたり。
多分、そんなかんじ。
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